異端のリターン

Ghetto Heaven Ⅱ を終焉させた大峠雷夢の雑記

漫画未知1

世界はボクのもの -  若杉 公徳 (1巻~3巻まで発売中)

 

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 「デトロイト・メタル・シティ

 

でブレークした若杉先生の新連載。

 

アイドルの追っかけなのに、天才ボクサーという、今の時代ぽい

 

ハチャメチャな設定のボクシング漫画。

 

ただギャグのレベルとかが、勢いっていう点では、やっぱ群を抜いて切れ味ある作品。

 

3巻になってやや勢いが衰えた気がしてきたけど、その辺の青春ギャグ漫画を瞬殺するくらいのパンチ力がある。

 

 ロボニートみつお - 小田原ドラゴン(1巻まで発売中)

 

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単行本が売れ無すぎて、一時期単行本のリリースすらなかった孤高のギャグ漫画家小田原ドラゴン

 

ハッキリ言って、ファンしか望んでいないし、そのファンも少数精鋭…いや、精鋭と言えるかどうかわからないが、この作品もそのうち単行本のリリースなくなるんじゃないかなーと思ってる。

 

でもね!でもだよ!小田原先生の着眼点は、他の漫画家が、見落としている、いいや、これは描かないだろうーっていうそれを描いてくれる面白さ。

 

リア充には決して味わえない泥水の漫画。

 

まずは、前作の「チェリーナイツ」

 

から入門して見てはいかがだろうか?(責任は取りません)

 

 

諸星大二郎特選集 男たちの風景 - 諸星大二郎(1集~4集 発売中)

 

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この作品の他に「諸星大二郎特選集 子供の情景」「諸星大二郎特選集  遠い世界」「諸星大二郎特選集 蒼の群像」の4冊の短編集。

 

諸星大二郎先生は、漫画を読み続けていた僕へのご褒美だ

 

というくらい、刺激と興奮と感動を覚えた。

 

20代の初めに読んだ楳図かずお先生のたくさんの作品に受けた衝撃に近いものがあった気がする。

 

諸星先生の作品は、まだ全部読み切れていないのだけれど、どれもちょっと不思議で、されども、その答えに行きつく前に終わってしまうような、少し消化不良な気分になってしうのだけれど、あれはこうなっただろう、いいや、あれはこうなったはずだ。

 

とか、色々自分で想像できるし、同じように読んだ人とも意見の違いに話し合えたりもするだろう。

 

有名な「西遊妖猿伝」とか長く連載が続いてる作品よりも、短編の味のある作品の方が好みで、この紹介した4冊は、どれも諸星先生初心者への素晴らしい入口だと思う。

 

大人の漫画。